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童話作家 / 太鼓演奏家 「 高橋 リサ 」

どんな現実も優しく包んでくれる。それが童話

どんな現実も優しく包んでくれる。それが童話

高橋 リサ さん

七飯町で童話作家と、太鼓の演奏家として活躍している高橋 リサさんに取材をさせていただきました。
今回は、童話作家としてお話を聞きにいきました。

高橋 リサ さん

七飯町で童話作家と、太鼓の演奏家として活躍している高橋 リサさんに取材をさせていただきました。
今回は、童話作家としてお話を聞きにいきました。

七飯町で活躍する高橋 リサさんについて

幼稚園の頃まで北海道室蘭市で過ごしたリサさん。ご両親の転勤で七飯町に引っ越し、お母さんが太鼓をしていた影響もあり、小学4年生頃から太鼓を始めました。
ある日太鼓のことを調べていると、作家・作曲家である太鼓の世界ではスターの存在であった佐藤三昭さんを知り、佐藤さんの精神性や楽曲にとても興味を持ったそうです。

高校卒業後は、七飯町から離れ、2005年宮城の大学に進学し、佐藤さんが講師を務める和太鼓ワークショップ(仙台市市民文化事業団)に参加。
その後、佐藤さんから「君は作家としての感性を持っている人だから、私のところで学びたい気持ちがあれば、弟子入りしないかい?」と声をかけられたことがきっかけで、佐藤さんの2番弟子になりました。
太鼓のプロになりたいと弟子入りする人が多い中、リサさんは、佐藤さんから創作を学ぶ弟子として教わることになりました。

佐藤さんからは、太鼓を通して、目には見えないもの、耳では聞こえないもの、「 想像力 」をたくさん学んだそうです。

太鼓を中心とした生活をしていた大学時代でしたが、大学卒業後は、七飯町で活動する事を決意し、再び七飯町に戻ってきたリサさん。
ところが、リサさんが七飯町に戻ってきたその年が2011年の3月の初めでした。そう、、、今でも皆さんの記憶に残っているあの震災が起こった年です。
リサさんが七飯町に戻ってきて数日後東日本大震災が発生し、リサさんがお世話になっていた方々も亡くなったり、大きな被害を受けたことが知らされたそうです。

その時は本当に悲しみで塞ぎ込んでしまったそうです。ですが、このまま塞ぎ込むよりも、何か自分にできるこ とはないか、考え抜いたリサさんがたどり着いたのが 「童話 」でした。
自分の童話でお祈りを抜げたい。自分でも、童話を通して悲しい現実や辛い現実を少しでも温かく、優しく包み込みたい。
その思いから、リサさんの童話作家としての活動がスタートしました。

リサさんの描く物語

リサさん自身、新聞コラムを書く機会を得たり、小説や詩で伝えることも考えたそうですが、論理的に誰かを説得しようとする気持ちが出てしまうそうです。ですが、童話ならば優しい祈りをそのまま伝えられると思ったそうです。

童話には、幸せな結末で終わらせるという使命があり、そして童話では、命のないものに命を吹き込むことができる。本でも椅子でも・・・。たくさんの世界を作ることができるので、私は色々な表現ができる童話で想いを伝えたいんです。そして、この童話で子供から大人まで読めるものを作り、誰かの明かりになりたい。」

リサさんの描く物語

リサさん自身、新聞コラムを書く機会を得たり、小説や詩で伝えることも考えたそうですが、論理的に誰かを説得しようとする気持ちが出てしまうそうです。ですが、童話ならば優しい祈りをそのまま伝えられると思ったそうです。

「童話には、幸せな結末で終わらせるという使命があり、そして童話では、命のないものに命を吹き込むことができる。本でも椅子でも・・・。たくさんの世界を作ることができるので、私は色々な表現ができる童話で想いを伝えたいんです。そして、この童話で子供から大人まで読めるものを作り、誰かの明かりになりたい。」

「この自然豊かで温かい街である七飯町だからこそ書ける童話を通して、誰かの社会課題の解決になったり、情報だけでは分かりづらいことを童話の力で分かりやすく伝えていきたいです。」

「この自然豊かで温かい街である七飯町だからこそ書ける童話を通して、誰かの社会課題の解決になったり、情報だけでは分かりづらいことを童話の力で分かりやすく伝えていきたいです。」

今回、MACHINANAで7月6日にRamupirikaで行われた朗読会に密着させていただきました。
朗読会には、七飯町でオーガニックの販売をしているBitteさんも来ており、お菓子を食べながら朗読を聴くことができました。

ぜひ動画も見てみてください。文章では伝えきれないリサさんの事が伝わると思います。

ショート動画

ロング動画

私自身、今回初めて朗読会に参加させていただきましたが、とっても心がこもっており、素敵なお話を3話聞くことができました。
お客様も老若男女問わず幅広く参加されていました。
リサさん自身が読み進めていく中で感情が昂り涙を流しながら読まれていたシーンもありました。お客様でも泣いている方がいて、とっても素敵な朗読会でした。

太鼓と童話

リサさんは太鼓と童話を組み合わせるということもしています。

もう一つの顔。七飯男爵太鼓創作会 第4代目会長の想い

小学4年生から太鼓をしていたリサさんですが、師匠である佐藤さんに出会うまでは「 太鼓= かっこいいパフォーマン 」という印象が強かったそうです。
いかに、力強く太鼓を叩くか。綺麗にバチを上に上げるか。みんなと綺麗に揃えるか。などを意識していたそうですが、佐藤さんに出会い、考えが180度変わったそうです。
そもそも、七飯男爵太鼓ができたきっかけや想いとは?
危機感を感じたリサさんは、設立者の方が大切にしてきた想いを自分が繋いでいく。と決め、今まで七飯男爵太鼓創作会で活動してきた方に、音一つ一つに想いを繋ぎたい。と訴えたそうです。最初はなかなか受け入れてもらうのが難しかったそうですが、それでも、太鼓に対しての想いを丁寧に根気よく伝えていき、今では七飯男爵太鼓創作会の太鼓を聞いて涙を流す人がいるくらい、人の心に響く、素敵な音が仲間たちと作れる会になりました。

音一つ一つに物語を乗せて、届ける。とっても素敵ですね。
曲のテーマを大切にして、想いを汲み取り、それを伝えるからこそ、聞く人の心に響く音楽ってありますよね。
七飯男爵太鼓創作会では見学や体験をすることも可能ですので、ご興味がある方はまず体験だけでも!

最後に・・・

今回、初めてお店ではなく、人にスポットを当てて取材をさせていただきました。
こんなにも素敵な人が七飯町のために活動していることを知り、とっても嬉しい気持ちになりました。それと同時に、もっとたくさんの人に知って欲しいと思いました。
太鼓と、童話。一見組み合わせが難しそうに見えますが、リサさんの伝える音一つ一つから気持ちが伝わってきます。

今回の朗読会でお話しした童話が書かれた絵本は、オーガニックコットンの用紙で、地球にも環境にも優しく、最後には土に還れる本を作りたいという思いで制作したそうです。
環境のことを考えた方が七飯町にはたくさんおり、少しずつ皆の意識の中に、地球のことを考える選択肢が増えるきっかけになれば私も嬉しいです。

七飯町でこれからも活動していくリサさんをMACHINANAでは今後も応援していきたいと思います。

\本日ご紹介した方/
高橋 リサ 様

ご協力ありがとうざいました!

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